【彼女欲しい人必読】私が最高の彼女探しを始めるきっかけになった話①

5年前の夏
私は池袋の街で買い物をしていた。買い物帰りに東口前の直線を歩いていると、そこに人目を一身に引く美少女が現れた。 艶のある黒髪ロング 透明感のある透き通るような白い肌 内面の強さが滲み出てるキリッとした目 芸能人で言うと目力が強い所が柴咲コウに似ているが、彼女は大人っぽい感じではなくかわいい感じだ。 当時の私はナンパなんてしたことがなく、道を聞くのすら恥ずかしくてためらうほどだった。 しかしその時は自然と彼女の隣に行き声をかけた。 「こんばんは」 彼女が笑顔を見せる 「めっちゃかわいいですね!なんかフルートやってそうです」 今考えると意味が分からないが、その時はそれで会話が成立した。 そこから立ち話で和み、カラオケに一緒に行くことに成功する。 当時は口説くということ自体が全く頭になく、ただ歌うことを楽しんだ。 彼女の歌声を聞いてみる。 抜群に歌がうまい。声が綺麗だし音程もしっかり合ってる。かわいい顔からは想像ができないくらい声量もある。 もしかしたら歌手かもしれない。 その時、ふと思った。 何事もなく退出時間が訪れ、カラオケを後にする。帰り際彼女に聞いてみた。 「もしかして歌手なの?」 「違うよー!絶対秘密にする?」 「する!なにー?」 「実はアイドルやってるの」 なるほど。今まで見たことのないくらいかわいいのも、歌がうまいのも頷ける。 「なんのアイドル?」 「それは絶対言えない。」 「ヒントちょうだい」 「来月から全国ツアーいく」 「えー、すごい!なんでそんな子が俺と遊んでくれるの?」 「カラオケ行きたかったのと寂しかったから」 カラオケのあとカフェに行くことになった。カフェではお互いの生い立ちや趣味などたわいもないことを話した。この何気ない時間が自分にとってはとても楽しかった。 そのあと連絡先を交換して池袋駅で解散した。 電車に乗り込んだ後、妙に清々しい気持ちになった。あんなに可愛い女の子と遊べただけで充分。また会えれば嬉しいけど、高望みはしない。そんな気持ちだった。 しかし彼女から連絡がきた。 「今日は楽しかった!ありがとね」 私は跳ね上がった。そしてすぐに返信した。それから何通か連絡を重ね、夜に電話することになった。 「もしもし、れん?」 彼女の甘い声を聞いた瞬間、さっきまでのことは現実だったんだと改めて実感した。 話していく中で彼女が明日の午前中は暇なことが分かった。そこで思い切って「会いたい」と言ってみた。すると「じゃあ、私の地元案内してあげるよ」とまた翌日会うことになった。
翌日
早朝から私は電車に乗り込み、彼女の地元を目指した。 約束の時間になり彼女を探す。 見当たらない。ドタキャンかもしれない。 私は彼女に電話してみた。繋がらない。不安がよぎる。 「もしかしたらこないんじゃないか」 時間が追うごとにその不安は増幅する。 30分後 彼女は現れた。 「財布がなくなって焦って連絡できなかった。遅れてごめんなさい」 スッピンなのかあどけない表情で彼女が謝った。昨日とは違いそのあどけなさがまたかわいい。 その後彼女とカフェに入り朝食を取った。朝のカフェで暖かい太陽の日差しを感じながら彼女と過ごす。このどこにでもありそうなありふれた時間がとても幸せだった。 その後彼女が自分の1番好きな場所を教えたいと言った。 そこはある建物の屋上だった。景色がいい。 2人でベンチに座る。 若干2人の間に距離が開く。 「こころの距離だね」彼女が笑顔で言う。 近づいてみる。 笑顔の彼女。 手を握る。 「幸せだね。距離が本当に縮まったよ。」 彼女が言う。嬉しかった。 まだ会って2日目なのに、私は彼女のことを本気で好きになっていたのだ。 午後から彼女がレッスンがあり、電車で都内まで一緒に行き解散した。
2日目夜
「れんー、どこいるの?」 彼女からラインが来た。 「カフェで勉強してる」 「時間合ったらごはんいかない?」 「いいよ!」 「池袋まで行くよ。じゃあ、18時に池袋集合で」 「ごめん、お待たせ」 彼女とまた再会した。 やはり彼女のかわいさは群を抜いている。 レストランで食事をして、またカラオケに行くことになった。 不思議と2人の距離が近い。 最初は無邪気に今日あった出来事や友達のことなど話していた。 ときたま流れる沈黙。見つめ合う2人。 「キスしたい」 「だめー!れんのこと本気になっちゃいそうだから」 もう1回言ってみる。 「キスしたい」 「いいよ。」 彼女の唇に優しくキスをした。 その瞬間彼女の中の何かが吹っ切れたようだった。 彼女に押し倒される。 熱いキスを交わす。 お互いの熱気に帯びた体を触りあう。 最後まではしなかった…。 自分は彼女のことがもう大好きだった。 ずっと一緒にいたいと思った。 だからこそちゃんと付き合ってからしたいと思った。 その後また駅まで一緒に行き笑顔で解散した。 その時の私はまだその後訪れる悲劇に気づいていなかった‥。